スタートアップが抱える人材不足。トップ企業人材の採用に成功し、自信が確信に。

マッチング事例企業

株式会社Manifold

株式会社Manifoldは検索しない検索エンジン「entren」を展開している。中長期的には自社プロダクトの開発、プロダクトを集めたデータからオリジナルのモデル・検索エンジンをBtoBで提供し、スマホだけでなく他のデバイスにも幅広く展開予定。

サマリー

スタートアップである同社は、スタートアップが故のリソース不足に悩まされ、外部プロフェッショナルの方への手を借りたいと考えていた。ただ、確固たるプロダクトや潤沢な資金がない中で正社員を採用するのは非常に重たい意思決定であり、どう進めるべきか悩まされていた。そんな時にクラウドリンクスと出会い、少しの費用で採用を行えただけでなく、「応募掲載後たった2週間でトップ企業人材の参画に成功」というスピード感で組織の構築を実現した。

1.リソース不足やビジョン・世界観の不一致。多くのスタートアップが抱える課題があった。

ーー 創業間もないタイミングですが、社内はどのような状況でしたか?

我々のような創業間もないスタートアップには、確固たるプロダクトも潤沢な資金もありません。そのため、正社員を採用することはかなり重い意思決定になります。ただ、我々のリソースが不足していただけでなく、プロダクトをアウトプットするとなると現メンバーでのスキルセットだけでは不十分である点に課題意識を持っていました。

確かにリソースを借りるだけなら色んな手法はあります。しかし、スタートアップの初期段階では、会社の個性や想いがプロダクトに色濃く反映されるので、ビジョンや自分たちが創りたい世界観に興味を持ってもらえるかが何より重要です。それに共感し、共に体現できる方とご一緒できることが大切だと思っていたため、なかなか難しいだろうと感じていました。

2.「まだ採用にはお金を投資できない」コストを抑えて優秀な人材を獲得するためクラウドリンクスを導入

ーー クラウドリンクスを使ったきっかけを教えてください。

そのような状況下に陥っている際に、たまたま知り合いの会社さんから、
「採用よりコストを抑えて、優秀な人材に働いていただけるサービスがある」とクラウドリンクスのサービスを紹介頂きました。

ーー クラウドリンクスで得られたものはありますか?

クラウドリンクスで得られたものは、課題設定から解決に向けた画策とアウトプットです。まだ entren は構想段階でしたが、クラウドリンクスを通してプロダクトとして形となったこと、自分たちが実現したいことの言語化ができたことは大きなメリットでした。

加えて、我々はスタートアップであることもあ、根拠のない自信しかない状態でしたが、クラウドリンクスを通してたくさんの方にお会いしていく中で、「課題感に共感します」「面白い構想ですね」など、会社としての思想や目指す世界観、プロダクトの構想に興味を持っていただいたことにより、「この方向性に進んでいいんだ」と思えて自信が確信に変わりました。クラウドリンクスにいる方は非常に優秀な方が多いので、面談を通してディスカッションを行う中で壁打ちのような形で様々な角度からのご意見、アドバイスを頂けたことも非常にプラスでした。

また、今後会社やプロダクトが成長した時に、この初期段階から一緒に0→1を生み出すに当たっての “モヤモヤ” を共有できたこのプロセス自体にも非常に価値があると感じてます。もちろんプロダクトが成長した後に出会い、参画することも非常に価値があることですが、初期段階のモヤモヤからご一緒しているということは、将来的に一緒に立ち帰れる場所や共有した時間があるといった点も得られた価値として大きかったです。

私の一個人の意見として、採用がその場で必要かどうかの”点”で見られていることを疑問を抱いていました。逆に”線”として見た時に「今じゃないけど、サービスがこの規模感まで成長したら一緒にやりたい方」と思うこともあるのでタイミングの問題もあります。ただクラウドリンクスであれば、転職ではなくまずは副業や相談相手というライトな形から関われるので、他のサービスでは実現しないような中長期的な関係性を築けるというのもクラウドリンクスの強みだと思います。また、クラウドリンクスにいる人材は副業を探しているハイレイヤー人材が集まっているため、転職と違い時間的にも金銭的にも焦ってる様子もなく、こちらの状況も理解しているという意味でも、中長期的な関係性が築きやすいプラットフォームだと思います。

3. 掲載してすぐに応募獲得。たった2週間でトップ企業人材の参画に成功。

ーー クラウドリンクスで募集を開始してからどうでしたか?

掲載してからすぐ応募がありました。応募があってから1週間後には面談、2週間後には参画して頂きました。応募数は半年間で30〜40近く応募があり、そこから10〜15人くらいお会いし、4名の方とご一緒することになりました。

ーー 応募して意外だったことはありますか?

掲載してから意外だったことは、トップ企業で実績があるような方が、まだプロダクトも形になっていない私たちのようなスタートアップに興味を持って頂けたことでした。優秀な方ほど現状に不満はなく、今の仕事も順調で活躍もしていますが、現職と全く別の切り口の仕事や違ったスキル・経験が身に付く機会を探している方が意外と多い印象を受けました。我々スタートアップからすると内部体制やリソースも不十分な ”未完成な” 状態です。一方で、そういった優秀層の方からすると、逆にその状態が現職とは違って、カオスで面白いと思って頂けたりもありましたね。スタートアップと優秀層が、そうのようなニーズからマッチングするプラットフォームとしてクラウドリンクスは良いと思います。

ーー 参画された4名の中で、どなたか1名とのエピソードを教えてください

UXデザイナーのMさんです。Mさんは entren の目指す世界観と自身の関心テーマとが合致し、参画いただいた方でした。Mさんと実施したこととして、UXの観点から想定ユーザーヒアリングを通じて日々の行動を可視化し、その後、UIやコンセプト作りへと落とし込むためのワークショップをMさんが主体となって開催し、体験設計を行い、ペルソナの選定やUI/UXのブレストをチーム内で行いました。

ーー 採用した方々のよかった点

正直彼らのスキルや実績に対して満足な報酬を支払えたかというと全然だと思います。しかし、そのような状況でも自社の課題感や現状を正直に打ち明けることによって、その課題に対して今どうするべきかについて、提案から実行まで主体的に動いてもらえたのも非常にありがたかったですね。

マニフォールドCEO森さん2

4.クラウドリンクスは、スタートアップにとって不可欠なサービスになりうる。

ーークラウドリンクスは今後どんな存在になっていって欲しいと思いますか?

創業期のスタートアップにとって、必要不可欠なサービスになって欲しいと思っています。スタートアップの0→1のフェーズでは根拠のない自信みたいなものはあるものの、どこかしらに不安を抱えているものです。その中で、副業としてお金ではなく経験を得たいという想いを持ったトップ企業の優秀な方々と出会えるサービスはありそうでないです。採用系のサービスは比較的初期のスタートアップにとっては費用感はきついものがありますが、クラウドリンクスはスモールに開始できるので、費用を投資した結果、プロダクトがうまくいけば会社も軌道に乗ると思います。その暁には、今回参画してくれたメンバーにも満足いただけるだけのお礼をさせていただきたいと思っています。