「フリーランスは新しい転職潜在層」グローバルブランドでの豊富な海外経験を持つ凄腕マーケターが正社員として参画

マッチング事例企業

株式会社バルクオム

株式会社バルクオムは「メンズスキンケアブランドグローバルNo1」をビジョンに掲げ、化粧品をはじめとする男性のライフスタイルをトータルサポートする事業を手掛ける企業。

マッチング事例ユーザー

矢野 正剛さん | マーケター(フリーランス)

ユニ・チャーム株式会社に新卒で入社し、約10年国内外のブランドマネージャーを担当。その後、日清食品株式会社でブランドマネージャーを2年間務めたのち、現在はフリーランスとして約4年間活動している。

サマリー

D2Cコスメブランドとしての本格的なグローバル展開に向けてクラウドリンクスを導入し、転職サービスでは絶対に見つからなかった人材とマッチングした。初期段階では業務委託として関わりながら、業務と企業文化へのフィットを確認して、正社員として参画することが決まった。これを経て、副業人材・フリーランス人材は新しい転職潜在層であると認識を改めた。

ーー クラウドリンクスを使い始めたきっかけを教えてください。

野口:
株式会社バルクオムは、「メンズスキンケアブランドグローバルNo1」をビジョンに掲げ、化粧品をはじめとする男性のライフスタイルをトータルサポートする事業を手掛ける会社です。2013年にローンチ後、2017年にMBOを得て単独企業として独立し、日々着実な成長を遂げています。

クリエイティブ、デジタルマーケティング、商品開発などそれぞれの分野で成功を収めている一方、グローバルマーケティングの経験は私を含めてなく、どのように世界へ打って出るかという戦略が見えていない状態でした。

矢野:
私はユニ・チャーム株式会社に新卒で入社し、約10年国内外のブランドマネージャーを担当しました。具体的には、世界的にブランドが認知されている中での、国内でのローカライズ戦略やブランド展開などです。その後、日清食品株式会社でもブランドマネージャーを2年間務めたのち、現在はフリーランスとして約4年間活動しています。

私自身はグローバルでのブランド展開に強みを持っており、経験が活かせるフィールドを常々探し続けていました。

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ーー 実際に会ってみてどんな感想を持ちましたか?

野口:
矢野さんとお話しさせていただいて、その場で参画オファーの意思決定をしていました。面談では、当社の課題・PL・調査結果等を開示した上で、ディスカッションを行うという形式を取らせてもらったのですが、その打ち返しや提案が的確で。

矢野:
ありがとうございます。見極めるというスタンスではなく、フラットに課題に対してディスカッションというスタイルは、面接と異なり本音で話しやすかったですね。

「これだったら矢野さんはどうされますか?」という問いに「今ある情報であれば、私ならこうします」といった具合です。実務に近い体験を通じて面談なのにワクワクしたことを覚えています。

面談は午前中だったのですが「午後イチで結論を出します」と言っていただき、実際すぐにオファーをくださったので、そのスピード感にも驚きました。私自身も野口さんからお話いただいた「メンズスキンケアブランドグローバルNo1」というビジョンに強く共感し、オファーを受託しました。

ーー クラウドリンクスを使う前はどのように活動していましたか?

野口:
グローバル展開を任せられる人材の採用は、中長期の観点から絶対に必要だと感じていたため、情報のアンテナは常時張っていたものの、動けていなかったというのが本音です。事業自体はグローバル展開の手を打たずとも、良くも悪くも上手くいっていたので。

今考えてみると、採用サイトで募集するとして、人材定義、職務要件まで落とし込むことは出来たと思いますが、グローバルブランドでの海外経験がある矢野さんほどのご経験とスキルがある方を採用しようと思ったら、ものすごいリソースを費やす必要があったのではないでしょうか。

矢野:
フリーランスの紹介エージェントには複数登録していて、案件を紹介してもらっていました。また、知り合いからお声がけいただくことも多いのですが、例えば「ブランドマネージャーが産休・育休のため1年間そのポジションを担ってほしい」という終了時期が明確な案件も多くて。

そういった場合、プロジェクトの最後の方は業務をしながら、次の案件を探さねばならず、体力も精神力も浪費する感覚がありました。とはいえ独立したタイミングで「3年間はフリーランスとしてやり切ろう」と決めていたので、正社員募集の転職サイト・転職エージェントは活用していませんでした。

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ーー 矢野さん参画後の、バルクオム社の今後について教えてください。

野口:
今回矢野さんには、まず業務委託として参画いただきました。正社員として加わって頂くことで合意していましたが、成果が出たとしても文化のギャップがあるのは双方にとって好ましいことではないので、まずは一緒に働いてお互いを知ってみようと。

もちろん当社が矢野さんに断られるリスクもありました。仕事を通じてどちらもフィットすることが充分に確認できたので、ここから正社員として矢野さんをお迎えし、グローバル事業推進室を立ち上げていただきます。

矢野:
野口さんは、面談時には芯の強い経営者と言う印象がありました。実際に一緒にお仕事をしてみると、その部分はしっかりありながらも、非常に人間味のある方でしたね。そのお人柄や実際に業務委託で働く中でのプロダクトの質や職場の雰囲気などは、全て良い意味でのギャップとして感じており、毎日が充実しています。

今後については、「BULK HOMMEをグローバルNo1ブランドにする」これに尽きます。世界で最も愛されて、使われて、というブランドにしないと、自分がここに来た爪痕を残せないと思っているので、やり切りたいですね。

野口:
ビジョンの「メンズスキンケアブランドグローバルNo1」を、矢野さんは既に自分事として捉えてくれています。Howの部分を矢野さんが、私はあらゆるリソースの確保に取り組みながら、二人三脚でバルクオムを世界で戦える会社にしていきたいです。

ーー 最後に、クラウドリンクスに対する今後の期待をお願いいたします。

野口:
当社はこれまで正社員採用が中心で、業務委託の方に参画頂くことはほとんどなかったのですが、経験が豊富なだけでなく、ご自身で営業からクロージング、納品まで一気通貫でご経験されている方は強いなと。

今回矢野さんに正社員として参画頂けることになったことを考えると、フリーランスという新しい転職潜在層に会えたことはいい体験になったと考えています。

また、カッコいい言い方になりますが、今、グローバルに向けストイックに投資をしリソースを掛けている企業は日本で当社以外にほとんどないと考えています。「新しいことをやるぞ」というのが毎月生まれている状態なんです。

その時、矢野さんのようにハイレイヤーな方とスムーズに接点を持ち、参画いただければ事業と会社に一層スピード感を持たせられると感じています。経営に近い大きな課題を一緒に解決してくれる方を探す場所として今後も活用していきたいですね。

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